2013年9月1日日曜日

プロヴァンス物語 マルセルの夏(1990)

La gloire de mon père (1990)


$美少年たちのいるところ


プロヴァンスという丘で夏休みを過ごすマルセル少年の話

淡々と話が進んでいく

派手なことは起こらない

それなのに見終わったあとのこの大きな感動!

いったいどこから来るのだろう


$美少年たちのいるところ


夏休みのわくわく感を思い出した

親戚のおばちゃんちに行くお盆の時期の、あのわくわくした感じ!

いとこたちと、バーベキューしたり花火したりしたのが楽しかったなー


美少年たちのいるところ
美少年たちのいるところ
美少年たちのいるところ



プロヴァンスに到着した時の、マルセル少年のわくわく感が現れているセリフ↓


「村を抜けると、そこはおとぎの国だった

普遍の愛情が芽生えるのを感じた

黒い鳥が大空に円を描き

あたり一面 音の海のように

セミの声が響いていた」


美少年たちのいるところ
$美少年たちのいるところ



そんなおとぎの国みたいなところにいると、普段なら気にも留めないものに感動を覚えることがある

プロヴァンスの丘の大自然

日が沈みかけたなかでの夕食時

そんな最高の状況のなかで、

マルセルは、食事の置かれたテーブルを照らすランプに感動したようだ↓



「生涯でもっとも美しい日々が始まった

忘れがたいランプ

祭壇を照らすように

美しく輝く炎を見て

食事も忘れ

一生を科学に捧げんと決意した」



$美少年たちのいるところ



狩りで鳥を仕留めたり

地元の子と友達になったり

セミの声を聞いたり

そんな楽しい時はずっとは続かない

夏休みは終わる

家族はみんな、カバンに荷物を詰め、帰り支度を始める

現実に戻りたくないマルセルは、この丘に残ることを決意する

出発の朝、書置きを残し、だれにも気づかれないよう窓から部屋を抜け出す





「愛するパパとママ

僕の生きる道を見つけました

仙人です

学業のことは断念しました

冒険こそ一番の幸福

念のためアスピリンを2錠もって行きます

パパ ママ 健康に気を付けて

心からのキスを、特に大好きなママに

愛する息子 丘の仙人 マルセルより」



$美少年たちのいるところ

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